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泉美木蘭
2020.7.17 08:39

陽性者の“隔離”強調に潜む偏見と、ハンセン病差別のこと(幻冬舎plus)

幻冬舎plus連載「オオカミ少女に気をつけろ!」
新しい記事の配信です。

陽性者の“隔離”強調に潜む偏見と、ハンセン病差別のこと
https://www.gentosha.jp/article/16047/

PCR検査で陽性になっても症状もないし、保健所からの電話に
出なくなる人が多いという話に対して、
『羽鳥慎一モーニングショー』のコメンテーター玉川徹氏は
「強制連行」できるようにしたほうがいいとまで発言しているという
恐ろしい状況になっていますが、
こんな、日本社会を破壊していく無責任な煽り運転を、
なんとなく受け入れていて良いのでしょうか?

以下、編集の都合上、掲載原稿からはカットした数々の著名人の発言
についてここに並べておきます。

〇玉川徹氏
「攻めの検査で無症状の感染者を見つけ、隔離するべき」
「もう医療じゃないんですよ! これ以上、社会の不安を取り除く」
「感染者だけを隔離すればいいじゃないか。感染していない人は
そのままの生活を続けていい」

〇岡田晴恵氏
「感染者を“野放し”にしない」
「感染者と非感染者を分けて、感染者を隔離し、非感染者は
経済活動を続ける。それが21世紀型の感染症対策」

〇倉持仁医師
「感染者を積極的に捕まえて、それをどんどん隔離していく」
「基本的に一緒に生活していた人は、検査結果に関わらず“陽性”
と見なして対応する必要がある」
「自宅療養は医療現場の者から見て不可能、家族を守るためには
極力別居する、隔離を徹底する」

〇山中伸弥氏
「感染者の同定・隔離システムを充実させよう」
「感染者の多くは、入院の必要のない軽症や無症状の方です。
これらの方を快適、安心に隔離することのできる宿泊施設の体制強化
も必須」

〇湯崎英彦広島県知事
「PCR検査を一日20万件行なうべき」
「全体を遮断するか、個別を遮断するか。全体を遮断することが無理
なら、個別を徹底的に遮断する。強い意志でやらなければならない」
「(身のまわりに感染者が)いるかもしれないなという心配でなく、
万が一いたら、すごくアンラッキーだったねというぐらいに抑えて
いかないと」

〇小林慶一郎氏
「抜け目のない検査で、無症状の人も含めて感染者を隔離するほう
が経済的にも効果が大きい」

泉美木蘭

昭和52年、三重県生まれ。近畿大学文芸学部卒業後、起業するもたちまち人生袋小路。紆余曲折あって物書きに。小説『会社ごっこ』(太田出版)『オンナ部』(バジリコ)『エム女の手帖』(幻冬舎)『AiLARA「ナジャ」と「アイララ」の半世紀』(Echell-1)等。創作朗読「もくれん座」主宰『ヤマトタケル物語』『あわてんぼ!』『瓶の中の男』等。『小林よしのりライジング』にて社会時評『泉美木蘭のトンデモ見聞録』、幻冬舎Plusにて『オオカミ少女に気をつけろ!~欲望と世論とフェイクニュース』を連載中。東洋経済オンラインでも定期的に記事を執筆している。
TOKYO MX『モーニングCROSS』コメンテーター。
趣味は合気道とサルサ、ラテンDJ。

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